何か新しいことを学んだ時ってとってもワクワクします。それと同時に「こうなるのかな?」「こうもできるかも!」と想像力が刺激されるような感じがあります。難しい問題が解けたとき、なかなかわからない考え方が理解できるようになったとき、独自のアイディアが閃いたとき、こういうときってとても快感が走ります。
だから、学ぶことはとても楽しいことだと思います。 でも一方で、学校や塾では学ぶことが辛い子や、勉強で苦しんでいる子がいます。大人だってそうです。ラクして学べる方法ばかり追求してちっとも学ばない人もいる。教える側に文句さえ言う。子どもの場合も大人の場合も深いところでは同じような「原因」があるのじゃないかと感じます。 それは、学んだことの評価が自分でできないこと。 学ぶってどこまで行っても個人的なことなのではないでしょうか。自分の中で起きる変化がワクワク感を起こすわけで・・・。学んだことを自分で楽しい!って評価できないときってどういうときでしょうか? 他人の目が気になるとき? 誰かと比べて「ワタシなんて」と思ったとき? すぐに何か成果を出さなきゃいけないと焦って、自分で深く考えなかったとき? 他の人の目を気にしたり、誰かと比べたり、手っ取り早いものに飛びついたり、それをしてもいいと思う。結局はどこかで痛い目を見て「学ぶ」ことになるのですから。 でも、私は塾で教えている子には「ワクワク感」をベースに物事を学んで行ってほしいと思っています。ワクワク感はとてもいろんな種類があります。そして、私が教えられることの種類も限られています。学校の点数が上がったり、志望校に合格したり、というのも学ぶ楽しさに至る過程の副産物。 本当に学ぶのが楽しいなと思ってもらえるなら、入り口は学校の点数アップでもいいかなと思っています。やっぱり嬉しいことがないと続かないですからね。 いろいろな人に教えていると子どもたちの中にも「すでに」学ぶ楽しさを知っている子に出会います。20年前は多かった気がするのですが、今はだいぶ少なくなってきた気がします。 きっと、親御さんの教育が良かったのでしょう。もしくは本人の生まれつきの性格に由来しているかもしれません。ひょっとしたら良い先生にすでに出会っていたのかもしれません。こうして考えてみると、実は大人が子どもにできることって2つしかないのかなと思います。 ひとつは、この世界には面白いことがたくさんあるよ!ということを教えてあげること。 もうひとつは、子どもたちの好奇心の芽を摘み取らないこと。 ひとつ目の方法が出来そうになかったら二つ目をがんばればいいんじゃないかな。そう思います。私は、面白いことをたくさん勉強して・経験して・それらを伝えたいと思っています。それでも人一人が経験できることって多くないですけどね(笑)
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ラロ東京・神奈川で学習塾を運営しています。株式投資を始めて3年。 Archives
October 2021
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